公開セミナー ~再生医療・医薬品開発等のリスクとなるウイルスを理解する~
第三回 【ウイルス感染症の治療 ‐抗ウイルス薬開発に関して‐】開催
第一部『ウイルス感染症に対する治療法の開発研究』
生田和良 先生(大阪独立行政法人大阪健康安全基盤研究所)
第二部『HIV感染症の治療法開発に関する基礎的研究』
亀岡正典 先生(神戸大学大学院)
第三部『In Silico手法による感染症治療薬の探索研究』
川下理日人 先生(近畿大学)
2019年9月30日(月)ViSpot株式会社主催の上記公開セミナーを開催いたしました。
大阪独立行政法人大阪健康安全基盤研究所 微生物部部長 生田和良先生、神戸大学大学院 保健学研究科 教授 亀岡正典先生、近畿大学 理工学部生命科学科 講師 川下理日人先生を講師としてお迎えし『ウイルス感染症の治療』に関して講演頂きました。
第一部では、生田先生より抗ウイルス薬開発の歴史・現状・社会環境の変化により今後必要となる抗ウイルス薬に関するお話があり、HIV・デングウイルスを例に抗ウイルス薬開発のポイントをお話頂きました。
第二部では、亀岡先生からHIVを対象とした現状の治療方法に関してお話頂き、またご自身のご研究から、将来の治療方法としてゲノム編集技術を用いたHIV感染症の治療法開発に関するお話を頂きました。
第三部では、川下先生からデングウイルスを対象として、In Silico手法による抗体医薬品の開発・治療薬となる低分子化合物のスクリーニング方法に関してご自身のご研究から分かり易くお話頂きました。
第一回、第二回に引き続き多くの方にご参加頂きました。抗ウイルス薬の現状から今後の抗ウイルス薬開発につながる最先端の研究までのご講演で、参加者の皆様からも予定時間を超える討議が行われる大変盛況なセミナーとなりました。
11月22日に公開セミナー第四回の実施を予定しております。詳細が決定次第、お知らせいたしますので、皆様のご参加をお待ちしております。