公開セミナー ~再生医療・医薬品開発等のリスクとなるウイルスを理解する~
第2回 【ウイルス感染症の診断・検査 ‐診断・検査法開発に関して‐】
第一部『ウイルス感染症の診断法あれこれ』
生田和良 先生(大阪独立行政法人大阪健康安全基盤研究所)
第二部『インフルエンザウイルスの流行・汎流行に対抗するために』
中屋隆明 先生(京都府立医科大学)
第三部『ウイルス感染症の診断薬と開発』
小坂美恵子 先生(マルホ株式会社)
2019年5月17日(金)ViSpot株式会社主催の上記公開セミナーを開催いたしました。
大阪独立行政法人大阪健康安全基盤研究所 微生物部部長 生田和良先生、京都府立医科大学大学院 医学研究科 教授 中屋隆明先生、マルホ株式会社 診断薬事業部 研究開発グループ グループマネージャー 小坂美恵子先生を講師としてお迎えし『ウイルス感染症の診断・検査』に関して講演頂きました。
第一部では、生田先生より最新データをもとに日本を含めた世界での麻疹・風疹・HIV等ウイルス感染症の現状のお話があり、それらウイルス感染症の診断や検査方法に関して広くお話頂きました。
第二部では、中屋先生からインフルエンザウイルスを対象とした伝播、感染リスク等に関して分かり易くお話頂き、またご自身のご研究からインフルエンザウイルスの腸管感染の可能性、体液保護によるウイルスの抵抗性獲得などのお話を頂きました。
第三部では、小坂先生からご自身のご経験に基づき体外診断用医薬品の開発・申請・上市後の市場競争まで幅広くお話頂きました。また、上市後の医療現場における展開手法についても様々なご苦労があったこともお話しいただき、体外診断用医薬品の重要性・必要性を教えて頂きました。
第一回に引き続き、30名を超える多くの方にご参加頂きました。基礎研究から製品開発、さらに上市後までと一連のご講演で、参加者の皆様からも予定時間を超える 討議が行われる大変盛況なセミナーとなりました。
今後も年内に第4回まで実施を予定しております。第3回開催の詳細が決定次第、お知らせいたしますので、皆様のご参加をお待ちしております。